レンタルサーバーとプロバイダーの特徴やそれぞれの選び方を紹介

現在、WEBサイトを立ち上げたいという事で、レンタルサーバーやプロバイダーとの契約を考えているという方もいるのではないでしょうか。しかし、どちらも種類が多すぎてどれを選べば良いか分からないという方もいるかもしれません。

そこで今回はレンタルサーバーとプロバイダーに関して、それぞれの特徴や選び方を詳しく紹介していきます。

レンタルサーバー及びプロバイダーの特徴を紹介

レンタルサーバーとはWEBサイトを運用したいユーザーに対してサーバーを貸し出すサービスの事を指します。サーバーはパソコンやスマートフォンなどのクライアント側からのリクエストに応じて、保有している情報を提供する役割を持っています。

一般的にWEBサイトを運営する人は、WEBサイトに表示するための画像や動画、テキストなどをサーバーに保存しておきます。そしてユーザーがWEBサイトを閲覧する際、最初にリクエストがサーバーから届きそのリクエストを受けた上で、保存されているWEBサイトのデータをサーバーからパソコンやスマートフォンといった端末に送信するという仕組みとなっています。

このサーバーの自作は不可能ではありませんが、専門的な知識と技術が必要となる他、ある程度の労力や時間を費やす事になります。ただ、レンタルサーバーであればそれらの手間を省いてWEBサイトを立ち上げる事ができるのです。

サーバー構築の経験がない方や初めてWEBサイトを運用するという方は、レンタルサーバーを利用するのが賢明と言えるでしょう。一方、プロバイダーとは、回線をインターネットに接続する業者の事を指しており、略して「ISP」とも呼ばれています。

プロバイダーには、IPアドレス・メールアドレスの発行やウィルス対策のサポートなどの役割があります。ユーザーがインターネットを利用できるようにするためには、プロバイダーと契約して回線をインターネットと接続してもらう事が必要となります。

つまり、レンタルサーバーのサービスを利用する事になっても、プロバイダーと契約していないとインターネットを利用する事はできません。レンタルサーバーとプロバイダーの両方と契約する事で、初めてインターネットが利用できる環境になるのです。

レンタルサーバーの選び方その1:利用実績のあるレンタルサーバーを選ぶ

レンタルサーバーの導入を検討する場合、どの程度の利用実績があるかという点は忘れずにチェックしておきましょう。利用実績が豊富なレンタルサーバーは運用しているWEBサイトも多い事から、多くのユーザーが使用しており、その分安心して利用できると言えます。

このようなレンタルサーバーは様々なノウハウが蓄積されている事が多く、より良いサービスや改善などが期待できます。そのため、ユーザー側としては高品質なサービスが受けられるようになります。利用実績は、信頼性の高いレンタルサーバーを選ぶためには有効な判断基準の一つと言えるでしょう。

レンタルサーバーの選び方その2:費用やコスパの良さに注目して選ぶ

レンタルサーバーの利用を検討する際、費用やコスパの良さを重視したいという方もいる事でしょう。レンタルサーバーの中には無料で利用できるものもありますが、基本的には料金が高くなるほど、スペックや機能性などは優れている傾向にあります。

レンタルサーバーの場合、契約した時の初期費用と、月単位の費用又は年単位の費用という2つの料金で構成されているケースが一般的となっています。特にランニングコストは、使い続ける限りかかってくる費用です。そのため、実際にいくら払う必要があるのか確認し、無理なくWEBサイトが運用できるような料金プランを選ぶ事が重要です。

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レンタルサーバーの選び方その3:WEBサイトの規模に適した規模を選ぶようにする

WEBサイトの規模に適したレンタルサーバーを導入する事も重要な要素と言えます。法人が利用するECサイトと小規模な個人ブログでは、必要なサーバーの容量は異なってきます。レンタルサーバーの場合、容量によって料金が変動する事が一般的です。

そのため、事前にWEBサイトを運営するのにどの程度の規模・容量のサーバーが必要なのか明確にした上で、最適と思われるレンタルサーバーを選ぶようにしましょう。《関連資料 … レンタルサーバー … レンタルサーバー向上委員会

もしECサイトなど規模の大きいWEBサイトを運用するのであれば、ある程度のアクセス数にも耐えられる専用サーバーの利用がおすすめです。

一方、個人用のブログの場合は、10GB前後のサーバー容量でも問題なく運用できると言われている事から、共用サーバーがおすすめと言えるでしょう。

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プロバイダーの選び方その1:サービス内容で選ぶ

プロバイダー選びでは、サービス内容をよく確認しておく事が重要です。例えば契約時のオプションとして、工事費が実質無料になったり、期間限定で月額料金が割引になるなど、プロバイダーごとに独自のサービスを提供しています。

中には、セキュリティーに特化したサービスやメールアカウントの無料取得、無線LANが無料でレンタルできるといったサービスを提供しているプロバイダーも存在しています。またこれらのサービスをセットにしている所もあります。

インターネット回線の通信速度も重要な判断材料ですが、サービスの内容に注目して比較してみると、プロバイダー選びで失敗するリスクは少なくなるでしょう。

プロバイダーの選び方その2:サポートの充実度で選ぶ

サポートの内容が手厚くなっているかチェックしておく事もプロバイダー選びでは大切です。トラブルなどが発生した際、電話やメールでの問い合わせに迅速に対応してくれるか、インターネットの接続や設定に関するサポート体制がしっかり整備されているかなどは忘れずに確認しておきましょう。

主な確認方法としては、プロバイダー業者のサイトを閲覧したり、インターネットで口コミ情報を収集するといった方法があります。

プロバイダーの選び方その3:自分の目的・用途や住居形態に適したものを選ぶ

プロバイダーを選ぶ場合は、インターネットを利用する用途や住居形態を考慮しながら検討する事も大切です。基本的に光回線は、戸建てとマンション・アパートといった集合住宅では料金プランなどが異なってきます。一般的に戸建ての方が集合住宅より、料金が高めに設定されている傾向にあります。

またマンション・アパートの場合、光回線の開通工事には管理会社やオーナーの許可が必要となります。中には使用できるプロバイダーが限定されているなどのケースもあるので、事前にチェックしておく事は必須と言えるでしょう。

レンタルサーバーとプロバイダーの特徴を十分理解して選ぶようにしましょう!

WEBサイトを立ち上げるにはレンタルサーバーだけでなく、プロバイダーとも契約する必要があります。

そのため、信頼性の高い安定的なWEBサイトの運用を行うにはレンタルサーバーとプロバイダー、両方の特徴をしっかり理解して、自分の用途に適したものを選択する事が大切です。

WEBサイトの運用に興味・関心がある方は、今回の記事を参考に最適なレンタルサーバー及びプロバイダーを選んでみてはいかがでしょうか。

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